2011年09月04日

クライストチャーチ地震から1年

2010年9月4日のクライストチャーチ地震から丸1年が経ちました。

時が経つのは本当に早いものですね。

震災から1年経ってもまだまだ街の中心部は封鎖されたままで、
取り壊し予定のビルはまだ半分以上残っているなど、なかなか
復興が思うように進んでいない状態ですが、この日を境にクライスト
チャーチは本当に大きく変わったと思います。


この地震が起こるまではクライストチャーチは地震のないエリアだと
皆が思っていました。

長く住んでいても地震で揺れを感じるのは数回あるかないかという感じで、
ニュージーランド移住のメリットの一つに地震がないと挙げる人も結構いました。

当然地元民は地震の怖さなど知る由もなく、震災対策も恐らくあまり意識
したこともなかったでしょう。

そこで、2010年9月4日、いきなりマグニチュード7.1の大きな地震。

地震慣れした日本人でもかなり驚いたので、地元の人たちはかなりの
衝撃だったと思います。

ですが、このときは幸いにも死者が0名で奇跡的に被害が小さく済みました。

地震の話題が出るたびに、建物やインフラなど色々被害があって大変だね、
という話になりますが、話の最後には、死者が一人もでなくて良かったね、で
いつも終っていました。

この地震をきっかけにしてクライストチャーチ付近の大地は再び活動期に入り、
頻繁に余震がおこるようになって、そして今年2月の大きな被害を出した地震に
つながるわけです。


きっと誰もがそうだと思いますが、今のような状況を1年前は誰も想像できなかった
と思います。


本当に、人生何が起こるかわからない。


ついつい何事もなく生きていると、当然の如く明日も同じような日が続くと
思いがちですが、実は普通の生活こそ不安定なものの上に成り立っていると
いうことを地震後に改めて感じるようになりました。

自分の身の回りだけではなく、世界の経済や国際情勢なども予想できないような
ことが突然起こります。


何事も絶対はない、と。

どんなことでもひっくり返ることがある。


地震から丸1年を迎えて、このことを改めて肝に銘じておきたいと思います。


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