2013年08月06日

NZ産の粉ミルクにボツリヌス菌が検出された件

昨日、ニュージーランド産の粉ミルクの一部からボツリヌス菌が見つかったという
ニュースがありました。

日本でもこれは報道されているようですが、もちろんニュージーランド国内でも大々的に
報じられています。

ボツリヌス菌の出す毒素は猛毒らしく、調べたところによると0.5kgで全人類を滅ぼす事が
出来るほどらしく、生物兵器として研究されているほど毒性が強いそうです。
(自然界の毒素の中では最強らしい・・・)

こう考えると恐ろしい菌でなんだか特別なもののような気がしますが、日本でも食中毒の
原因の一つとして昔からあるようで、土や海、川などの泥砂の中にいるそうです。

この菌の予防のポイントは、食品の適切な管理(冷蔵、賞味期限など)と、十分な加熱に
よって防げます。

生モノを常温で置いておいたり、良く火を通さないで食べるなど通常の食中毒の注意点と同じですね。


さて、今回のボツリヌス菌騒動ですが、製造元はニュージーランドの最大手企業のフォンテラ
という会社です。

混入した原因はまだわかりませんが、中国やオーストラリアなど他国にも輸出しており、
商品回収はもとより、全面輸入禁止措置が取られました。

経済規模の小さいニュージーランドで外貨を獲得する大企業が大打撃を受けたのは間違い
なく、これからの対応次第では一企業の問題が国全体の問題にも成りかねません。
(現に為替や株価などはもう落ちているようです)

一日も早い原因の究明と対策をしてほしいものです。




Posted by yoron at 05:36│Comments(0)
 
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