2013年01月22日

クライストチャーチの就労状況

今日、以下のサイトで、就労ビザの条件が少し変わる記事を見ました。

http://nzdaisuki.com/news/news.php?id=5420

簡単に言うと、クライストチャーチの復興に関わる仕事の求人は、ニュージーランド人が
優先的に就職できるよう、移民局が就労ビザの規則を変えるとの事です。

今、クライストチャーチは震災復興で建築業界が大忙しで、同業界は人手不足
と言われています。
クライストチャーチの労働力だけでは賄えず、オークランドなどの他都市から人が
来たり、海外から人が入ってきているそうです。

このニュースは恐らく移民局がそれを見越して、ニュージーランド人の仕事がなくなら
ないように手を打ったのでしょうか。

正直なところ建築業界はまだまだ人手不足で、規則を変えることで外国人を雇いにくくなり、
従業員の確保ができず復興の妨げにならないかちょっと不安もありますが、震災以降まだ
仕事に就いていない人も沢山いるというニュースも時々出ているので、こういった背景もあ
るのだと思います。

ただ一つ問題は、仕事の受け皿を作ったとしても仕事をしていないニュージーランド人が
そちら(復興関係の会社)に回らないということがあります。

その理由としては、ニュージーランドは国からの補助が手厚く、失業しても補助金で結構
暮らせます。
また仕事の選り好みもあり、重労働の建築関係にはなかなか人が行かないということもあります。

建築会社は向こう10年は安泰でウハウハだと思いますが、末端で働く人の給料は普通ですから、わざわざキツイ仕事は選ばないのは日本もNZも同じです。

個人的には、逆にどんどん外国人にワークビザを発行して復興のスピードを上げてほしい
ですね。
街の中心を見ても、いまだガレキ撤去、ビルの解体ばかりで建物を建て始めるのは一体
いつになるのかと気が遠くなります。

圧倒的にマンパワーが少ないと思うので、アジア諸国などからどんどん出稼ぎに来てもら
えばいいのに・・・・と単純に思ってしまいます。

去年、華々しくクライストチャーチの復興プランが発表されましたが、このペースだとたぶん
余裕で10年以上かかる気がします・・・。



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